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2026.6.25

春から秋にかけて、キャンプや登山、農作業、庭の手入れなど屋外活動が増える季節になります。その際に注意したいのが「マダニ」です。
マダニは森林や草地だけでなく、公園や河川敷、住宅周辺の草むらなど身近な場所にも生息しています。近年は全国的にマダニが媒介する感染症への注意喚起が行われており、岡山県でも油断できない状況となっています。
今回は、マダニの特徴や感染症リスク、咬まれないための予防対策について解説します。
マダニとは?
マダニは昆虫ではなく、ダニの仲間に分類される吸血性の節足動物です。
成虫の大きさは3~5mm程度ですが、吸血後には体が大きく膨らみ1cm以上になることもあります。
人を含めて犬、猫、シカ、イノシシなどの哺乳類、鳥やヘビなどに寄生することもあります。寄生すると数日から長い場合は1か月以上もかけて吸血を行います。
特に春ごろから活動を始めており冬眠前の秋には最も活動が活発になると言えます。
岡山県でも注意が必要な理由
岡山県は山林や農地が多く、マダニが生息しやすい環境が広く存在しています。
また近年は、
などにより、人がマダニと接触する機会が増えています。
マダニは山奥だけにいるわけではありません。
河川敷や公園、住宅周辺の草むらにも生息しているため、日常生活の中でも注意が必要です。
マダニが媒介する主な感染症
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
近年特に注目されている感染症です。
西日本を中心に認められていましたが、全国的に広がりを見せています。
発症すると、
などの症状が現れます。
重症化する場合もあり、高齢者では特に注意が必要です。
日本紅斑熱
マダニが媒介する細菌感染症です。こちらも西日本で発生している感染症ですが、汚染地域が拡大していることが知られています。
主な症状は、
などです。
早期に医療機関を受診することで治療可能です。
マダニ媒介感染症ではマダニ被害を受けたことをいち早く把握して医療機関を受診することが重要です。早期発見・受診することが重症化の予防に繋がります。
マダニはどこにいる?
マダニは次のような場所に生息しています。
マダニは木の上から落ちてくるわけではありません。
草の葉先や低木などで待機し、人や動物が通過した際に衣服や体へ付着します。

草の上で待機するマダニ
咬まれないための予防対策
① 肌の露出を減らす
最も重要な対策です。
屋外活動時は、
を着用しましょう。
ズボンの裾を靴下の中へ入れると、マダニの侵入を防ぎやすくなります。
② 虫よけ剤を活用する
ディートやイカリジンを含む虫よけ剤はマダニ対策にも有効です。
虫除け剤は効果時間を考えて適宜揺り直すことが必要です。マダニが潜伏する高さを意識して靴・靴下・ズボンを重点的に予防することが大切です。
③ 草むらへの立ち入りを避ける
必要のない場所への立ち入りは避けましょう。
特に動物が活動している場所は要注意です。獣道や足跡、糞が認められる場所の周辺にはマダニが潜んでいる可能性が高いです。周辺の環境をよく確認しましょう。
④ 帰宅後のチェック
屋外活動後は、
ことをおすすめします。
マダニは、
などに寄生・吸血を行いますので重点的に確認しましょう。
ペットもマダニ対策を

野外で見かけた猫(マダニ被害に遭いやすい)
犬や猫もマダニ被害を受けます。
散歩後には、
を行いましょう。
ペットに付着したマダニが室内へ持ち込まれるケースもあります。
マダニを見つけたらどうする?
皮膚に食い込んでいるマダニを無理に引き抜くのは絶対にやめてください。
無理に除去すると口器が皮膚内に残り、炎症や感染の原因になることがあります。
皮膚に付着したマダニを発見した場合は、速やかに医療機関で処置を受けることをおすすめします。
また、咬まれた後は2週間を目安に発熱や体調不良が現れないか注意してください。体調不良が認められた場合は、速やかに医療機関を受診してください。
草地管理も重要な予防策
住宅や施設周辺でマダニの発生リスクを下げるためには、
などの環境整備も有効です。
特に施設管理や公園管理では、利用者の安全確保のためにも適切な環境管理が求められます。
まとめ
マダニは岡山県内でも身近な場所に生息しており、感染症を媒介する可能性があります。
「山へ行かなければ大丈夫」というわけではなく、公園や河川敷、住宅周辺の草むらでも注意が必要です。
屋外活動時は適切な服装や虫よけ剤を活用し、帰宅後の確認を習慣化しましょう。
また、施設や住宅周辺の草地管理はマダニ対策の重要なポイントです。
アサヒ化工株式会社では、害虫・有害生物に関するご相談を承っております。マダニ対策や環境管理でお困りの際は、お気軽にお問い合わせください。